東北の水族館ガイドです。各館の詳細ページで見どころ・所在地・公式サイトを確認でき、地図からも位置を見られます。
| 都道府県 | 館数 |
|---|---|
| 青森県 | 2館 |
| 岩手県 | 1館 |
| 宮城県 | 2館 |
| 秋田県 | 1館 |
| 山形県 | 1館 |
| 福島県 | 2館 |
東北の水槽で会える、この土地に根ざした生き物たち。魅力を点数化せず、事実で紹介します。
秋田・山形の湧水にだけ棲む、名前もまだ定まらないトゲウオ。冷たく澄んだ湧き水のワンドを離れては生きられず、雄は繁殖期に体を黒く染める。地下水がつくる限られた水辺の住人。
User:OpenCage / CC BY-SA 2.5宮城県の品井沼で最初に見つかり、その地名から名づけられた日本固有のコイ科魚。長野・新潟以北の本州の池沼や用水路にすみ、外来魚の食害などで数を減らしている。アクアマリンいなわしろカワセミ水族館の「ふくしまの希少な淡水生物」で在来個体を見られる。
Ffish.asia / CC BY 4.0亜種名の「東北」が示すとおり、青森から新潟の日本海側に分布するタビラの一亜種。秋田では雄物川水系に多く、春の雄は背びれと尻びれの縁が赤く染まる。男鹿水族館GAOの「秋田の森と川の魚 希少種水槽」で県内の在来個体を展示している。
東北の食文化や漁を代表する魚介と、それが見られる水族館。点数化せず、事実で紹介します。
Totti / CC BY-SA 4.0雷の鳴る初冬に沿岸へ押し寄せることから「鰰」と書かれ、しょっつるやハタハタ寿司など秋田の食文化を支えてきた。ハタハタ博物館で生態や漁の歴史とあわせて見られる。
Joi Ito / CC BY 2.0宮城県はホヤ養殖発祥の地とされ、牡鹿半島以北で盛んに養殖される。「マボヤのもり」ではロープに連なるマボヤを陽光越しに見上げ、養殖の様子を体感できる。
harum.koh from Kobe city, Japan / CC BY-SA 2.0陸奥湾は養殖ホタテの生産量で全国有数を誇り、青森を代表する水産物のひとつ。全長15mのトンネル水槽ではホタテやホヤの養殖の様子を、むつ湾の生き物とともに間近で観察できる。
三陸では「ナメタガレイ」と呼ばれ、産卵前の子持ちを煮付けにして年越しや正月に食べる習わしが東北に根づく。もぐらんぴあ水族館の久慈の海水槽で、久慈の海底にすむ身近な魚として展示される。
東北の水族館が取り組む繁殖・保全・研究の記録。出典に基づく事実で、点数化はしません。
2017年12月にふ化した深海魚アオビクニンが、2022年3月に日本動物園水族館協会の初繁殖認定を受けたと発表している。広島大学・北里大学との共同研究で繁殖行動を解明し、2022年2月に国際学術誌Marine Biologyに論文が掲載されたとしている。
環境省レッドリストで絶滅危惧IA類のヤエヤマノコギリハゼについて、5年にわたり繁殖に取り組み、2020年夏に日本で初めて人工環境下での繁殖に成功したと発表している。2020年度の日本魚類学会で発表したとしている。
同館職員と愛媛大学の研究者が、2018年に猪苗代湖で採集した標本と現地調査から新種の水生昆虫を発見し、2021年に「バンダイホソガムシ」として学術誌Elytra New Seriesに記載されたと発表している。国内のホソガムシ科の新種記載は59年ぶりとしている。