Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0シロザケ
千歳川では明治期から続く「インディアン水車」で親魚を捕獲し人工ふ化事業に用いる。館では水車の稼働に合わせ、秋に遡上するシロザケを展示する。石狩鍋など北海道の食文化を支えてきた魚。
トップ / ご当地の名物魚
MEIBUTSU ZUKAN
各地の県魚・名産・郷土の食文化を代表する魚介と、それが見られる水族館。その土地の風物詩を、点数化せず事実で集めた図鑑です。
Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0千歳川では明治期から続く「インディアン水車」で親魚を捕獲し人工ふ化事業に用いる。館では水車の稼働に合わせ、秋に遡上するシロザケを展示する。石狩鍋など北海道の食文化を支えてきた魚。
YockeyT / CC BY-SA 4.0北方の冷たい海にすむアイナメ科の魚で、国内水揚げのほとんどを北海道が占める。稚内など宗谷でも水揚げされ、開きや一夜干しとして道内の食卓に上る。ノシャップ寒流水族館は水量90トンの回遊水槽でホッケの群れを展示している。
Totti / CC BY-SA 4.0雷の鳴る初冬に沿岸へ押し寄せることから「鰰」と書かれ、しょっつるやハタハタ寿司など秋田の食文化を支えてきた。ハタハタ博物館で生態や漁の歴史とあわせて見られる。
三陸では「ナメタガレイ」と呼ばれ、産卵前の子持ちを煮付けにして年越しや正月に食べる習わしが東北に根づく。もぐらんぴあ水族館の久慈の海水槽で、久慈の海底にすむ身近な魚として展示される。
harum.koh from Kobe city, Japan / CC BY-SA 2.0陸奥湾は養殖ホタテの生産量で全国有数を誇り、青森を代表する水産物のひとつ。全長15mのトンネル水槽ではホタテやホヤの養殖の様子を、むつ湾の生き物とともに間近で観察できる。
Joi Ito / CC BY 2.0宮城県はホヤ養殖発祥の地とされ、牡鹿半島以北で盛んに養殖される。「マボヤのもり」ではロープに連なるマボヤを陽光越しに見上げ、養殖の様子を体感できる。
Hans Hillewaert / CC BY-SA 4.0
Togabi / CC BY-SA 4.0茨城以南の太平洋岸の岩礁にすむ大型のエビ。房総半島の太平洋沿岸で漁が盛んで、鴨川シーワールドが岸辺の岩陰を再現して展示する。
Σ64 / CC BY 4.0冷たく澄んだ渓流の最上流にすむ日本在来のイワナ。みなかみ町を流れる利根川源流域は、群馬県レッドデータブックで本州太平洋側最大のニッコウイワナの集団とされる。海なし県・群馬で唯一の水族館、水産学習館の上流水槽で渓流の主として泳ぐ。
水深数十〜数百mの砂泥底に潜み、頭の疑似餌で獲物をおびき寄せて捕らえる大型魚。茨城では冬のあんこう鍋の食材として知られ、大洗の名物になっている。アクアワールド茨城県大洗水族館では、茨城の海にすむアンコウを展示している。
Miyuki Meinaka / CC BY-SA 4.0湘南・江の島の特産「しらす」はカタクチイワシの稚魚。新江ノ島水族館は卵から育てた生きたシラスを常設展示する。
Daiju Azuma / CC BY-SA 2.5東京湾をはじめ本州以南の内湾の砂泥底にすむ夜行性の魚。江戸前を代表する魚のひとつで、天ぷらや寿司、白焼きで親しまれる。葛西臨海水族園の「東京の海」コーナー、東京湾の漁業水槽で展示されている。
Totti / CC BY-SA 4.0若狭湾でとれるアマダイで「若狭ぐじ」と呼ばれる。角張った頭が名の由来で、砂泥底に巣穴を掘ってすむ。
Totti / CC BY-SA 4.0
Daiju Azuma / CC BY-SA 2.5深海の砂泥底で暮らすダンゴムシの仲間。蒲郡の深海底引き網でとれ、竹島水族館のタッチングプールで触れられる。
Miyuki Meinaka / CC BY-SA 4.0
Liquid Art / CC BY-SA 4.0海のない山梨県は湧水を生かしたニジマス養殖が盛んで、ぶどう果皮を加えた餌で育てる大型ニジマスのブランド「甲斐サーモンレッド」もある。二重回遊水槽では約3千匹の魚とともに大型のニジマスが回る。
Ffish.asia / CC BY 4.0浜名湖の名産として養殖されてきた降河回遊魚。環境省絶滅危惧IB類。ウォットが「うなぎのパクパクタイム」で餌を食べる姿を見せる。
Vincent C. Chen (Longdongdiver) / CC BY-SA 4.0ツバイソ、フクラギ、ガンドと名を変える出世魚で、平成8年に「富山県のさかな」に選定された。氷見の寒ブリなど冬の富山湾を代表する魚で、魚津水族博物館では240トンの富山湾大水槽を回遊する。
ja:user:Dieno / Public domain富山湾では春の夜、ホタルイカが接岸し青白く発光する。地形と海流が生む現象で、館ではその生態解説と発光ショーを見ることができる。
Totti / CC BY-SA 4.0能登半島沖の深海でとれる甘えびは石川県を代表する水産物で、殻ごと煮る具足煮など郷土料理に使われる。館では深海コーナーで生きた姿を観察できる。
Totti / CC BY-SA 4.0クエは紀伊半島の岩礁にすむハタ科の大型魚で、和歌山・白浜では冬にクエ鍋の食材として親しまれる。ゆっくり育ち1mを超えることもある。京都大学白浜水族館では、館の長老とされる15歳ほどと考えられる個体が飼育されている。
Totti / CC BY-SA 4.0
Takaaki Nishioka / CC BY-SA 2.0兵庫県北部の但馬では日本海のズワイガニを松葉ガニと呼び、冬の味覚として親しまれる。城崎マリンワールドは卵からの飼育に挑む「カニプロジェクト」の様子を常設エリアで公開している。
Kingfisher / CC BY-SA 3.0
Totti / CC BY-SA 4.0シラウオは宍道湖の食を代表する「宍道湖七珍」のひとつで、酢味噌や吸い物で親しまれてきた。ゴビウスは人工繁殖技術により2018年から日本で唯一シラウオを通年展示している。
Takaaki Nishioka / CC BY-SA 2.0鳥取では沖合底引き網で水揚げされたズワイガニの雄を「松葉がに」と呼び、冬の代表的な味覚として親しまれてきた。かにっこ館の「松葉がに牧場」では深海の生息環境を再現し生態を紹介している。
山陰では「アゴ」と呼ばれ、刺身や焼きちくわ、あご野焼きなどに加工される。アクアスの日本海ゾーンでは、県の魚であるトビウオが泳ぐ姿を通年観察できる。
Totti / CC BY-SA 4.0下関では「ふぐ」を「ふく」と呼び、南風泊市場は国内唯一のふぐ専門卸売市場として知られる。海響館では開館以来トラフグの大型水槽を通年展示し、砂に潜る様子も観察できる。
Erin Springinotic / CC0広島県のカキ生産量は全国の6割超(令和5年・むき身16,129トン)。宮島水族館は海中のカキいかだを再現した水槽で、地元の人でもなかなか見られないいかだの下の景色を見せる。
Izuzuki / CC BY 3.0広島ではカタクチイワシの成魚を「小イワシ」と呼び、刺身や天ぷらで食べる文化が根づく(農林水産省「うちの郷土料理」掲載)。宮島水族館ではカキいかだ水槽で群れが泳ぐ。
タウナギ / CC0高知県では一部地域でウツボを食用とする文化があり、身に十分火を通してタタキにする調理法が知られる。桂浜水族館では本館入口の水槽で複数個体を展示し、食文化の解説を添えている。
Totti / CC BY-SA 4.0鳴門海峡の速い潮流のなかで育つマダイは「鳴門鯛」と呼ばれ、徳島の名物として食文化に根づいてきた。徳島県のプライドフィッシュに選定されている。四国水族館では「渦潮の景」で鳴門の渦潮の海を再現し、マダイが泳ぐ姿を展示している。
Julien Renoult / CC BY 4.0体側の銀色の帯がきらめく小型魚で、鹿児島では手開きにした刺身を菊花造りにし酢味噌で食べる郷土の味として親しまれる。甑島などが産地として知られ、かごしま水族館「かごしまの海」で群れ泳ぐ姿を展示している。
Totti / CC BY-SA 4.0長崎県はマアジの漁獲量が全国一。五島灘の「ごんあじ」など背の黄色いブランドあじもとれ、長崎ペンギン水族館の「長崎の海」水槽で群れる。
タウナギ / CC0天草灘はマダイの産卵場として知られ、熊本県は養殖マダイの生産量が全国有数で、天草さくら鯛などのブランド鯛が育つ。わくわく海中水族館シードーナツでは中央プールで数百匹のマダイへの餌やり体験ができる。
harum.koh / CC BY-SA 2.0沖縄県の県魚に指定された魚で、県内ではグルクンと呼ばれ唐揚げや刺身で食卓に上がる。サンゴ礁や岩礁を大群で回遊し、水中では青く、揚げると赤みを帯びる。美ら海水族館の「黒潮の海」で複数種のグルクンとともに群れで展示される。
Paul Asman and Jill Lenoble / CC BY 2.0沖縄で「イラブチャー」と総称される青い魚のひとつで、刺身やマース煮、天ぷらとして島の食卓に並ぶ。サンゴ礁にすみ、成長すると頭がこぶ状に隆起する。夜は粘液の寝袋に包まって眠る。美ら海水族館の「熱帯魚の海」で展示される。
該当する生き物はまだありません。